陶器百景　火入れ　720ml

▼詳細
2年前、弊社スタッフから無農薬で雄町を栽培しようとしている地元の同級生がいる話を聞き、なにか面白いことが起きそうな予感が。
彼の名は｢寺崎浩一｣
政令市となった堺でも珍しく、今もなお田園風景が残る陶器地区で代々農業に勤しんできた彼は、この四季のうつろいを感じる自然の大切さを次世代へと繋ぐため、また、自然と向き合い、依存するのではなく共存していくため、農薬や化学肥料、除草剤を使わない自然栽培、収穫後も機械乾燥に頼らず天日干しと、非常に手間のかかる方法で、雄町を栽培している笑顔の素敵な男です。
初めて会ってから何度も店に来ては熱く語り、雄町の酒や生酛の酒を買っては、自分の米がどんな酒になるのか、どんな蔵元にお願いするのがいいのか？などキラキラした目で話していました。
しかも五穀豊穣の代表でもある西居豊氏が彼の地元の先輩で、色々と進言していただいていたそうで、候補が二蔵まで絞られたと。その二蔵とも弊社のお取り引きのある蔵元でしたので、甲乙つけがたい思いを伝えました。
そんなこんなで決まったのが、｢大治郎｣を醸す畑酒造。一年目は収量が足りず仕込めませんでしたが、ようやく二年目にかなりの小仕込みですが、無農薬雄町、精米歩合70%のお酒を仕込むことができました。
等級検査は受けていませんので純米酒は名乗れませんが、立派な酒に仕上がりました。
このようなご縁もあり、少しだけですが当店でも販売させていただくことになりましたので、ご紹介させていただきます。