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姫路市安富町、町の九割を占める山林には猪や鹿が、揖保川の支流には鮎が住む、幾重にも連なる山に囲まれた静かな街道沿いで下村酒造店は純米酒「奥播磨」「白影泉」を醸しています。下村裕昭専務が蔵に戻られた昭和58年当時は創業以来の「宮の井」という銘柄で灘の大手メーカーの三増酒の桶売りで生計を立てていましたが、年々その数も減り、このままでは廃業も考えていた時に「剣菱」から桶買いの話があったそうです。しかしながら、剣菱が提示してきた品質の条件は非常に厳しく、それまでの設備では到底できるものではない・・・ 考えた末に思い切って麹室を新築し設備を整え、但馬から高垣克正杜氏を招き一気に品質は向上し、今日の奥播磨の礎を築き、また、奥播磨を全国区のブランドに押し上げました。現在は社員を中心に下村専務も蔵に入り、少数精鋭で少量ながら高品質な純米酒を醸しています。
奥播磨の印象は、どれを飲んでも大人のエロティズムを感じさせてくれる色気のある淫靡な純米酒です。決して派手ではなく、それでいて扉の隙間から次の一杯を差し出して呼んでいるような、背徳の香りがするそんなエロスを感じるお酒、それが奥播磨です。