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文政六年（1823年）創業の山口県では4番目に古い酒蔵です。長い歴史の中、変わらずに残っているもの、時代とともに変化したこと、そのすべてを受け継いだ結果として現在の蔵があります。その経過には「造る人」、「飲む人」、「供す人」と繋がる人とともに伝統の味、製法の継承、新しい酒造りへの挑戦が実現してきました。
今では希少となった、江戸時代から継承される伝統的な生酛造りの「カネナカ」、革新的で現代風な味わいや日々挑戦し続ける「中島屋」、創業以来地元で愛される「寿」を主な銘柄として、十二代目が記憶に残る酒にとことんこだわって、時代とともに飲み手の嗜好が変わっても、ずっと飲み継がれる日本酒造りに挑戦しています。
特に「カネナカ」はIWCやKURA MASTERなどで数々の賞に輝き、食中酒の魅力が海外でも注目されています。山口県は某ビッグネームの蔵だったり、甘く香り高い味わいのものを醸す蔵が多い中、黙々と唯々真面目に基本に忠実に、酒造りに邁進している山口県のダークホース的な存在です。