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竹鶴酒造のある広島県竹原市は、古くから製塩の盛んな地であり、竹鶴酒造も以前は製塩業を営んでいました。享保十八年(1733年)酒造業を開始し、家裏の竹薮に鶴が飛来して巣を作っていたこともあり、「小笹屋 竹鶴」の今までの屋号から、酒名を「竹鶴」とし蔵元の姓と酒名が同じという、全国でも珍しいことになっています。また、日本のウィスキーの父と称されるニッカウィスキーの創業者、竹鶴政孝の生家としても知られています。
竹鶴のお酒を語る上で欠かせないキーワードが酸の存在感であるといえるでしょう。通常の一般酒で酸度は1.0〜1.5程度、高くても2.0ぐらいまでですが、竹鶴酒造のお酒は2.0をはるかに越え3.1というとてつもない酸度のお酒も存在します。酒造界のゴジラ松井(本当に似てます)こと石川達也杜氏の酒造りは、酒は生き物であるから人が無理に手を加えてはならないというのが信条のようで、自然に任せる酒造りを行っています。竹鶴の酒は確かにゴツくて、開栓してすぐはとっつきにくいお酒です。ただ口開けして2、3日、さらには二週間ほどするとえもいわれぬ旨みが幾重にも重なって味に奥行きを与え、それを燗にして飲むとさらに丸みを帯び料理との相性は抜群です。料理の邪魔をしないのではなく、ご飯のように料理とお互いに高めあえるようなお酒、それが竹鶴です。竹鶴のお酒には色があります。それは自然な色で、逆に無色透明の酒のほうが炭素ろ過をかけすぎた不自然な色といえるでしょう。まだまだこのお酒には説明が必要ですが、まずは飲んでいただいて本物の酒の味を味わっていただきたいと思っております。
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