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小さな蔵の大きな挑戦が始まる!
創業は明治26年、34歳で銀行を退職し蔵を継いだ馬上日出男氏が令和3年まで酒造りを行っていましたが、高齢で体力面の不安や、コロナ禍の影響もあり蔵を閉じるつもりでいたところ、地元広島出身で竹原の竹鶴酒造で10年、滋賀の北島酒造で4年、純米酒造りの修行をしてきた村上和哉氏の熱意に杜氏をまかせることを決意。また、令和4年より新たな資本参加を受け、法人として再始動しました。
決して最新の設備が整っているわけではないですが、造りに合わない放冷機はやめ自然放冷に、古いものや方法を踏襲しながらも、老築化した洗米機は衛生上の問題もあり新調、暗いと危険で汚れが見えにくいとの理由から、照明を2倍にするなど「シンプルな造りで環境を整えることで、発酵は自然と進む」と、いかにも竹鶴酒造の前杜氏、石川達也氏のもとで修業されたかたの言葉であることが窺えます。
正直なところ、まだまだ洗練された味わいとは言えないながらもこれからの可能性を感じる、今はまだポニーのようでも、いずれはサラブレッドになって日本酒業界を駆け抜けていく存在になればと、手放しに応援したくなるような蔵元です。